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ふり幅をなくせ 人をあげつる人は人を蔑む




この世界をもっと住みよくするために

このレポートは本来、一言で済むものです。
それを敢えてレポートにするのは、重要だと思うからです。これは以前にも私がブログなどで申したことであります。



ある人々は上司を崇めて部下を蹴る

ドラマとかで見たことがないだろうか。会社の中間職が社長などに媚びへつらうが、部下には厳しい態度を摂るというようなことを。

以下は私が発見した原理と言っていいだろう。他で聞いたり読んだりしたことがないからです。
つまり、なぜ上司などに媚びへつらう人々が部下には邪険な態度を摂るかというと、「ふり幅」の問題だから、ということなのです。

要するに、誰かを崇める人々の傾向として、「極端」が遂行されているのです。
極端とは地獄から這い上がって来た人々の傾向で、彼らは極端な傾向があるのです。
(また理不尽だが彼らの多くは成功因子を持っており、社会で成功する要素を持つ)

そのような彼らの傾向は、「狡い」という言うこともできる。
また彼らは「弱い」ということもできる。

彼らは自分が小さい存在だと認識しているからこそ、「上の存在」には弱いのです。
一方、彼らは「邪悪」でもあるので(極端は地獄から来た魂の傾向だから)、下の存在を見下すのです。

以上のような人々をあなたは見たことがないだろうか。



権威を崇めるな

「日本人は天皇は偉い」という傾向にあります。テレビなどのマスコミでは未だに揶揄することがタブーとなっています。
しかし天皇はただの人ではありませんか。
そして日本人の多くは政治家、医師、東大生、有名人、教師、金持ち、などを「偉い」と思っている。

ある愚かな子供は歴代の総理大臣の絵を見て、こう言っていたものです。「総理大臣は偉い」と。
無条件で、ただその席にいるだけで、「偉い」と思ってしまう輩もいるのです。

これは宗教団体に入っている信者全体に言えるのではないだろうか。「教祖は無条件で偉い」と彼らは思っていないだろうか。

英国の王、女王、スウェーデンなどの王室、アメリカなどの大統領、その他の国の首相、
これらは皆、ただの人なのです。

ある種の医師は尊い働きを確かにします。しかしそれは神からその任を担っているということです。
彼らが威張ることは間違っています。人の命を救うことは人に誇るのではなく神に誇るべきこと。

教師がもし子供を倫理的に救うなら尊敬されるべき存在となるが、ただその任についているだけなら偉くはありません。

いかなる高学歴者に関してもそれはその人自身のエゴを満足させるだけの話。映画スターもロックスターも、チェスや将棋の名人も。

政治家や役人の働きはいかに国民のためになっているかにかかっており、もしそうなら神に誇るべきものであるが、崇める対象ではないのです。

むしろ以上のような人たちの多くが、
驕りがあり、エゴの塊であり、傲慢で、他人を見下す傾向にあります。それに拍車をかけているのが一部の智恵のない人々による称賛です。

しかし、尊敬とは勝ち取るもの。その地位にあるから自然にもたらされるものでは本来ありません。

「尊敬」とは単にその職や地位についたからといって、自然についてくるものではないのです。
尊敬とは「勝ち取る」ものなのです。

ローマ法王はただ存在するだけで偉いわけではない。和平交渉したり、世界の平和に貢献するから尊敬されるのです。 

女性の原理で尊敬されるべき人もいる。マザーテレサである。彼女はコツコツとひとりひとりの人間を手厚く看護し、助けたことによって、その活動によって世界に輪を広げたことに功績があるのです。
彼女は財産や名声のためにそれをやったのではありませんでした。神が求めるから行なったのです。
彼女は意せずして尊敬を勝ち取ったというわけなのです。

そして尊敬とはそのようなものでなければならないのです。
であるから我々は無暗に人を崇めてはならないのです。


人を崇めない人は、人を蔑まない

一方、人を蔑むという現象もあります。
貧乏人だから、地位が低いから、有色人種だから、容姿が悪いから、気が弱いから、うだつが上がらないから、言いかえさないから、攻撃的でなく大人しいから、体が小さいから
などの理由で他人を見下す人もいます。

しかし上記の権威者が崇める対象であり得ないのと同じで、弱者も蔑みの対象たりえないのです。
なぜなら人は動物ではないからです。

動物は地球の子であると私は言いいました。それと同時に人間は地球に属しておらず、外宇宙から来た神の子なのです。

その神の子としての存在意義が「愛」にあります。
すなわち、人を敬し、弱者を助け、蔑まないことにあるのです。
すると、無条件で「弱者」というだけで対象を蔑む行為は、愛がないことに他ならず、神の子たりえないということになるのです。

ですから、そのような人間たちはいかに立派なスーツを着て、いかに立派な外見をしていようと「動物」ということになるわけです。



人を蔑まない方法は人を無暗に崇めないこと

レベルの低い人ほど、他人=弱者を蔑む傾向にある。そして彼らは権威者を持ち上げる。
それを解消する方法の一つは、無暗に人を崇めないことにあるのです。
たしかに崇めるべき、尊敬すべき人たちはいます。
(マザーテレサのような無償の愛を持つ人たちのこと)
しかしそのような人たちは謙虚で、威張らず、シンプルであり、慈愛のある人たちであることが多いものです。決して不特定多数の権威者ではないのです。

そしてもし人々が権威者たちを無暗に崇めなくなったら、その時は人々は弱者らを蔑まなくなるだろう。
そしてそのような時代には、人々は動物ではなくなっているので、住みやすい世の中になっているものと思われるのです。







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