HOME 先んじることは人類にとってよろしくないことである (煽り運転の心理・宇宙の法則) 煽り運転 近年、日本では「あおり運転」なるものが横行し、問題となっています。 あおり運転とは対向車に何等かの理由で腹を立てたドライバーが相手に対し、威嚇的な走りをするというものです。 ただ見せつけるのではなく、相手の車を停車させ、恫喝、暴力に及ぶ場合もあります。 高速道路で車が停車すると後続車に追突され、死亡事故につながる場合もあるのです。非常に杞憂される事態です。 ではどのような行為が相手の怒りを誘発するのであろう? 多くの場合、それは「追い越し」によるものらしいです。 通常の心理の人間には理解できないかもしれないが、怒る人間は自分の車が追い越しをされたことに対し、腹を立てるらしいのです。 通常の心理なら、道路上を走っている以上、他の車を追い抜くこともあろうし、追い抜かれることもあろうと考えるものです。しかしある種の人間はそれが許せないというわけなのです。 ここで私は「通常の心理なら」「普通の人間なら」と書き、怒る人間を異常としました。 しかし、普通の人間であるあなたも、実は「異常な人」の仲間なのです。いや全ての人間はこちら側であり、異常が通常なのです。 それをこれから説明しましょう。 人が先んじること スピルバーグの「激突」 スピルバーグが監督した映画「激突」というものがあります。原作はリチャード・マシスン。 この映画は乗用車に乗っている人が大型トレーラーを追い抜いたことから執拗に相手に追われるという恐怖を描いたものです。 この映画の最後までトレーラーのドライバーの姿は現れず、見た人はなぜその人が怒ったのか理解できないまま物語は終わります。ただ分かるのは映画の冒頭で主人公がトレーラーを追い抜いたということだけです。 ではトレーラーのドライバーは負い抜かれたことに腹を立てたのか? それにしても主人公を殺そうとするのは解せない、それほど怒ることなのだろうか、全く理由がわからない、 という感想を誰もが持つ映画でした。 しかし、ここに真理があると言えるのです。 つまり、トレーラーの運転手は「ただ追い抜かれたから腹を立てた」というのが理由だからです。 しかしあなたはピンと来ないかもしれません。それでも見方を変えると理解できるだろう。 学歴 金 地位 容姿 優越感 この世には競争というものがあって、競争に勝つと勝者は喜ぶ。そして敗者は敗北感に暮れる。絶望と怒りです。 例えば 高学歴者は鼻高々だ。その他の人を見下し、侮蔑する。反対に学歴を持っていない人は恥じる。高慢な者に怒りすら感じることでしょう。 ある者は事業で成功し、大きな財産を築きます。彼らは自分の努力のたまものと、その金で遊ぶのです。貧しい人々は彼らを見上げ、羨み、悲しみ、時には不公平だと怒るわけです。 ある種の人間は社会的地位を得る。そして自分は勝ち組だと自負する。他の人とは違うのだと。そして見下ろし人々を憐れむ。彼らは下の人々を助けようとはしない。 ある人々はスラっとした体形で、顔もいい。ある人々は太って背が低く、容姿が良くない。 このように、ある種の人々は優位な立場にあるのです。一方の人々はその対極にあるのです。 そして優位にある人々の少なからずは傲慢です。自分が優位にあることを自慢に思い、他の物を見下すのです。 (そんなことはないと言う人もあろう、しかしそうだろうか、もう一度冷静に考えてみるべし) (自分は成功者の側だと思っている人々、しかしそうだろうか、もう一度冷静に考えてみるべし) これらは皆、「追い抜いた」ということに他ならないのです。 あなたは自分を成功者だと思っているだろうか? 優位な側だと。 しかし人間誰しも欠点はあるものです。必ず、何かが欠けるものだ。 さて、その時、自分より優位なものに対し、羨望、嫉妬というものがないだろうか? そして他者と比べるのが人間のサガです。ということは人間というのは他人に対し、羨み、妬み、怒るということがむしろ自然と言えるのです。 宇宙の法則 なぜ地球はそのようになってしまっているのだろう。 皆、自分のことを考え、他人よりも優位に立とうとする。 1つの理由は「強く」ないと他者から攻撃されるからです。弱い立場だと誰も助けてくれない、野たれ死ぬだけです。だから皆、自分の保身に必至なのです。 それではなぜ地球人たちは他人を助けないのだろう? それは「そういう星だから」です。 なぜ地球のレベルは低いのか? それはそのような魂ばかりが集まるからです。 この宇宙は地球のように意地悪な魂ばかりが集まった星ばかりで成っているのではありません。もっと利他の精神で、自分よりも他人を助けようとする魂たちがいる星もあるのです。 いや、宇宙というのは実はそのような魂の場であり、異端が地球などの惑星に落されているのです。 そしてその異端児たちは、そのような精神=自己優位性から脱却すべく地球に転生しているのです。 それでも人は地上に生まれると過去生の記憶、霊の意識を失い、愚鈍な人間になります。そこで彼らは自分のエゴを構築することに懸命になってしまうわけです。 (ということは高学歴者、社会的成功者ほど、バカということになる、皮肉なことに) 利他の心を しかし宇宙の摂理は働いています。 人間が地球に生まれ死ぬまでの間に、以上のことを悟って、自分のエゴを捨てねばならないのです。 もし出来なければ来世では不利な立場に生まれ、そのように転生の輪を繰り返すことになるのです。 その輪=洗濯機のような回転で清められたものは、もっと高い領域に上れます。 人間たちが天国と呼ぶ領域は単純に1つではないが、少なくともそれに近づくのです。 一方、回転を繰り返すものは、もし悟らなければ延々と転生を続けることになります。 意地悪な人々に囲まれ、自分自身も意地悪な状態で。 そしてそのような世で殺人を犯したら、彼らは地獄と人間が呼ぶ領域に落されるのです。 その領域は、簡単に言うと、もっと邪悪な魂たちの集まった場です。 宇宙の大多数は利他の精神で、愛のある魂たちの集まりです。 邪悪なこと、自己優位こそ、マイナーであり、いわば保育園なのです。 保育園にはギャーギャー騒ぐ園児たちであふれています。地球とはそのような所。 そこで静かにして、小学校、〜大学にまで上った方が良いのです。 地球でエゴを振りまくバカたちは、延々と保育園に留まり続ける魂なのです。 これを皆さんは理解するべきなのです。 姓名判断・カウンセリング ![]() BACK Copyright (c) 2006 Yasushi All Rights Reserved counter from2021/9/6
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