HOME 怒りのメカニズム・人はなぜ怒るのか (あなたは性の在り方が正しいか・あなたは自分を蔑んでいないか) 現代人の怒り 現代人は怒りを内在させています。運転中にイライラして、煽り運転をしたり、トラブルが近年クローズアップされているではありませんか。 日常のトラブルはあちらこちらにあります。渋滞 混雑、ストレス。 他人にバカにされること。 そのため、街中で肩がぶつかっただけでキレる人がいます。 上司が部下に恫喝することもある。 映画でも追い越しをしただけで、大型トレーラーから付け狙われるものがありました。 スピルバーグの「激突」です。映画の中ではなぜ、トレーラーの運転手が執拗に乗用車を追い回したか説明されていませんが、現実世界の事件では、「追い抜かれたことに腹を立てた」と犯人が供述しているので、物語の犯人も同様の動機であったと想像できます。 世界の戦争 怒りの最も大きな形が戦争ではないか? そういう意味では人間たちはひっきりなしに、戦争をしているということは、人類はいつも激怒しているということになるのです。 脳科学者の意見 化学者たちは、脳の前頭前野が、欲望や感情を抑える働きをしていると言います。 それゆえ、ここが不活発であったり、未発達だと、人は感情的になりやすいというのです。 また現代人はスマホやパソコンなどに触れる機会が多い。 これによりセロトニンが減少し、キレ易くなるというのです。 だから、ITの発達と共に、現代社会で暴力事件が増えるようになったというのが彼らの見解です。 政治家の恫喝 政治家が秘書を恫喝したニュースもありました。 上に立つものは、部下を低く見、蔑み、彼らを自分の思い通りに出来るものと勘違いするようになる。そして思い通りに行かないと怒りを爆発させるのです。 このようなケースは「怒り」というか「わがまま」「癇癪」といったところでしょう。 しかし、怒りというのは、単に腹が立った、イライラしたという理由だけで引き起こされるものではないのです。 その他の理由をこれから解き明かしてみたいと思います。 セックス ところで、怒りは「セックス」と深いかかわりがあるということは、現代ではあまり論じられることがありません。 児童心理学者などは思春期の少年らの凶暴さに関して、性と関係があるなどと論じましょうが、それは単に観察していて、感想を述べているに過ぎないレベルのことかも知れません。 しかし、私は人体の仕組みから紐解くと、「怒り」は性腺が司っているということに着目するのです。 人体の腺の研究は世界ではあまり為されていません。 私はある意味、研究家であるので、それを唱えることが出来るのです。 そしてそれは物理や医学の観点からのみでは、読み解けないものなのです。つまり、それは現世のことのみではないということなのです。 過去生のセックスの放蕩も、その人に関係して来るのです。 つまり、その人の現世での行動だけでなく、その人が過去生でどのような人生を送ったかということまで、今の人生に於ける性格に関係して来るというわけなのです。 それは単に1つ前の過去生のこととは限りません。5つか、10個前の人生のことかも知れないのです。 それは100年前のことではなく、1,000年も2000年も前のことかも知れません。 そしてもちろん、現世のセックスの放蕩も関係して来ます。 しかし、現世で全くセックスに清い人でも、非常に怒りやすいということがあるのです。それはその人が過去生で放蕩生活を送って来たから。 これらが、実は人に「怒り」を引き起こさせる要因の主なものなのです。 上記のことは現代人が気づいていないことであり、無視はできないものです。 しかしこれがもっとも大きな要因でもあるのです。 そもそもスマホやパソコンが発達した背景には、性産業の介入もあるのです。 人々は容易に性的コミュニケーションを取れるようになり、ポルノも比較的簡単に見ることができるようになってしまった。 近年では中学生でもパソコン、モバイルを持って、ネットに繋げば子供の内からポルノを見放題ではありませんか。 このようなセックスの氾濫が、一体、人間たちに影響しないとでも言うのでしょうか。 ということを鑑みると、ITの発達は、確かに人間のセロトニンを減らすということになっているのかも知れませんし、またこれが脳の前頭前野に障害を作っても不思議ではないでしょう。 しかし主な原因はそうではなく、彼らに性の罪を犯させる働きをしているから、と言えるわけです。それゆえ、現代人が怒り易くなっているということなのです。 プライド もう1つ 怒りとは「プライド」を傷つけられた際に起こるものでもあります。 そのメカニズムを説明しましょう。 この世には自分に自信のない人々がいます。つまり、コンプレックスを持つことです。 コンプレックスというものは、誰にでもあるものです。 あなたにもあるでしょう。 ただ、そのような人の中で、コンプレックスゆえに、「自分を蔑む人」がいるのです。 自分をダメだと思い、自分は他人より劣っていると思い、悲観してしまう。 他人が本当はどう思っているかというより、「自分」がそう思い込んでしまっている人々が大勢いるのです。 そしてそのような人たちは、そのような自分が嫌で、逆の感情を持つようになるのです。 それは「自尊心」です。 自分を一方で守ろうとするわけです。 するとそのような人々は、自分は決して低い存在ではないと思おうとします。自分で自分が低い存在だと知っているから(実はそう思い込んでいるだけなのだが)、尚更、自分を擁護しようとするのです。 するとどうなるか? 今の世の中、意地悪な人間があふれています。不用意にそのような人のプライド(無理にその人が自分を鼓舞しようと作ったもの)をぶち壊すことをする人がいるのです。 こうなると、プライドを傷つけられた人は「壊された」ことに対し、激怒することになるのです。 いわばそれはその人が「作った」ものだからです。作ったものを(形はないけれど)他人に勝手に壊されたことに、その人は激怒するということになるのです。 必要以上にプライドが高くなっているために、彼らは「激怒」することになるのです。 激怒する人は、自分に自信を持っていない人々なのです。 ・なぜ人はプライドを持つのか? 人は自分に自身を持っていません。極端に卑下している人もいます。そして自分自身を蔑む人というのは、自分を守る意味で、無意識の内に自分を持ち上げようとするわけです。 自分を蔑んでいるからこそ、自分を鼓舞しようとするもの。 だからこそ、他人から蔑まれると自分では内心分かっているコンプレックスが刺激され、激怒に変化するのです。 ということは、人間というものは誰しも大なり小なり自信がないものだから、万人に「過剰な怒り」の可能性があるということでもあります。 そしてそれは惑星地球の人類の負の歴史を作って来たのかもしれません。 解決法 不要な怒りを排除するには、まず、性的にきれいであること。セックスをしてはいけないということではなく、きちんと結婚という契約をしてセックスをしろということであり、行き過ぎたポルノなどは否定しなければならないのです。個人的にも、社会的にも。 そして自分を卑下しないこと。 これが非常に大事です。自分をダメだと思うことが、低いプライドを無理に持とうとすることに繋がるのだから。 また、周囲〜社会も他人を蔑まないような世を構築する必要がある。 そして人々が自分を蔑まずに済む社会を構築しなければならない。 失業者を大量に生んでいる今の社会は、そのような「激怒する人々」を人々を大量に生産しているということであり、このように彼らを経済社会から締め出した世こそが、加害者だと言えるのですから。 お互いに助け合い、お互いに職を与え、あまり個人差がない世を作り、お互いが良いプライドを持てるようにし、お互いが尊重できる社会を作らねばならないわけなのです。 物理的に解決 性腺を癒すには、ハートを養うこと。 音楽、絵画、映画、文学にもっと人々が触れ、教育に取り込み、人類の心を豊かにすること。 今の社会は物質にかたより過ぎている。極端に精神性へ傾注が成されていない。このバランスを取るようにしなければならない。 そして「ピンク」をもっと社会〜風景〜などに色彩として取り込むこと。これも人の心を穏やかにする一方策。 そしてあまり個人的にならず、皆が公の何等かの仕事をすること。これも人体の腺を考慮した場合の、物理的な解決法です。公の仕事をしている人は怒りを抑制するものです。 衆人環視という圧があるからでしょう。 そしてこれもバランスです。個から公へ、公から個へという風に生活スタイルを人々が持つこと。持てるような世にすること。 個の時間も大事、できるならその時間に芸術に触れるのが良い。そして公ではできるなら皆が慈善の仕事〜活動が成されるのが理想です。 こうすれば、社会から怒りは減って行くでしょう。 姓名判断・カウンセリング ![]() BACK Copyright (c) 2006 Yasushi All Rights Reserved counter from2018/6/5
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