HOME 歪んだ正義　本当の正義とは　 世界中の人は皆、自分を正義だと思っている 皆自分は正義の人だと思っている 人間は皆、自分こそは正義だと思っているものです。しばしば意見の食い違いで争いになることがあるが、双方、自分こそは正しいと大概思っているものなのです。 もちろん確信犯的に犯罪を犯すものはこの場合除外します。それ以外では大概のケースで人は自分の方が正しいと思い込んでいるのです。 町中や電車、道端で起こる口論もそうだ。相手がぶつかった〜確かにこちらが悪いがそれほど咎められる程のことか〜とにかくお前が悪い という風に。 そしてトラブルが起きた時にものを言うのは最終的に社会的な見解となるのです。 裁判になった場合などがそうです。そうすると何はともあれ、法を遵守しているに越したことはない、ということになるわけです。 そのため一部の人々は法や社会のルールに盲目的になってしまっています。 野良犬、野良ネコは殺せ、10円でも拾って着服したら犯罪だ、たとえ飢えていても食べ物を盗んだら犯罪だ 「そんなことは当たり前だ」とある人たちは言うだろう。 そのような人たちはとても真面目なのです。そして彼らは自分は絶対に間違っていないという深い信念を持っているのです。他人の意見では自説を曲げないだろう。特にそのような真面目さを持つ国民が日本人です。同じアジアでは韓国人が似ています。 実例：中東 イスラムの戦闘　ジハードという法を守っている 中東の人々もあるいは似ていると言えるかも知れません。暴徒と化した過激派は暴力のための暴力を繰り広げるようになり、単なる憎しみと惰性で戦争を行なうようになっている地域もあるようだが、 それでも基本は彼らなりの正義の法に従っているのです。 イスラム教には「ジハード＝聖戦」という考えがあります。これは「目には目を」という考えであり、攻撃に対しては復讐しなければならない、という理屈なのです。 そのため彼らはその「法」に盲信的になり、その法を守るべく、日々戦争を繰り広げることとなっているのです。 何しろ、彼らにとってはそれは「神の言葉」であり、正義なのだから。 しかし端から見るとそれが間違っていることが見えて来るものです。外から見ると、彼らは単に殺し合い、多くの人々が殺され、全く平和ではなく、幼い子供や女まで犠牲になっている。街は廃墟となり、凄惨以外何ものでもない。 それは彼らが間違っているからです。それが正義ではないからです。 私は再三言っているが「ジハード」とは「復讐」を許可するものではなく「人間の内なる戦いを推奨」するものだからです。 ジハードとは復讐をして人殺しをしろ、という意味ではなく、あらゆる人間が自身の内で、自らの欲望、怒り、暴力、無慈悲と戦い、それを克服せよ、という意味なのです。 このように彼らは誤解しているのです。彼らは彼らなりに法を守っているつもりであるが…。彼らは自分たちが正義のつもりなのです。しかしそれは間違っていたのです。 ただ、彼らとて、一方で、その間違った法に便乗して自身の暴力性を開きたいという欲求を持っていたに違いないのです。 日本はどうだろう 日本や世界のあらゆる法を盲目的に遵守する人々は。 彼らは法自体が間違っていようが正しかろうが、法がそう定めているなら無条件にそれに従う人々です。そして彼らはそれが正義だと思い込んでいるのです。 彼らの共通の特徴は、物質主義であるということ。彼らは霊を信じないし、転生も信じない。カルマの法も信じない。いや、むしろ彼らはそれを知らないと言った方が良いのかも知れません。 そして彼らは上記のイスラム過激派と似ています。彼らもまた転生やカルマ、霊について知らないし、信じてもいないからです。 そしてその結果どうなっているか？　 中東では殺し合いが絶えない。 日本などの先頭のない地域でも、自殺や絶望が絶えない。 なぜか？　それは彼らが「心」「慈悲心」を欠いているからです。 物質主義の人間たちにとって心も慈悲心も物理ではない。そのようなものを培っても得にはならないと彼らは思い込んでいるのです。 むしろそのようなことを学生時代にしたが裏切られた経験から、そのようなことを信じなくなった人も多いかも知れません。 しかし、物質主義に凝り固まって、無慈悲になり、盲目的に法は法だからと心を蔑ろにして良いのだろうか？　その結果が閉塞感、格差＝貧富の差、自殺、絶望となっているのです。 しかし、正義だと思っているが本当の正義ではないこともある　神の法 しかしその間違い　法を盲目的に遵守するべきだろうか 法というのは人間が作ったものです。それは国民の生活を安全に潤滑に行なうためのものです。もちろんそれを犯して良いのではありません。しかし問題は「盲目的に」なってしまうことにあるのです。 窃盗は窃盗、全て裁け…で良いのだろうか？ チョコレートの盗難 かつて飢えたホームレスがスーパーで板チョコを盗んで逮捕された事件がありました。 世間では窃盗は窃盗、どんどん逮捕しろとの意見。職がないなら見つければ良いとの意見。 しかし世の中には「自分ではどうすることもできない状況に陥ってしまった人たち」も大勢いるのです。あなたはホームレスが楽だと思うだろうか、もしそうならなってみたら良い。誰も好んでその状況にいるわけではないのです。 マザーテレサが活動する以前のインドは、いたるところに行き倒れがおり、道のあちこちで人が倒れて死にかけていたが誰も見向きもしない状況だったのです。 あまりにもそのような人が多く、無感覚になっていたのです。 しかし行き倒れになった人たち、彼らは好んでそのようになっていたのだろうか。〜自分ではどうすることも出来ない状況に追い込まれていたのです。 マザーテレサがしたことをそのような人たちを一人一人、助けることだったのです。 うつ病は傍から見ると「怠け」ているように見えるようです。しかし近年はその病気に対する理解も増え、偏見は減って来たようだが。 当事者はこんなに辛いことはないと証言しています。なる前は他人事と思っていたがいざなってみると自分ではどうすることも出来なくなる、というのです。 列車に飛び込んで自殺してしまう人も多いという。 寸前で自殺を思いとどまった人の言うことには、自殺する直前の真理は、 ・人生の視野が狭くなる　・自殺というより、今の苦しみを解除したい一心になる ということです。 彼らもまた自分ではどうすることも出来なくなっている人たちです。 飢えて食べ物を盗んでしまう人にも事情があるということなのです。犯罪と一言で言っても情状酌量の余地があるものもあるのではありませんか。 それ以前にそのような人を救済してあげる社会でない方がおかしいのです。かつてのインドのように裕福な人間は持ちきれないもののものを持つが貧者はゼロという状況が異常なのです。 壁の落書き 最近、バンクシーというアーティストが描いたとされる風刺の落書きが日本でもみつかったと報道され、「消せ」という意見と「残せ」という意見に分かれています。 私見では「どうでも良いこと」ですが、 消せという人は、落書きは一律に犯罪だから消せという、 残せという人は有名な芸術家のものだから残そうという。 もし壁にピカソが絵を描いたものがあったら歴史的発見となるでしょう。歴史上の有名な人が一筆書いたものでも残すべきかも知れません。 つまり、同じ壁にかいた落書きでも、悪意があるか、そうでないかで分ける必要があるかも知れないということです。 どのような基準を持ってか？　それは難しい、愉快犯かもしれないからです。 ものを盗んだ場合もそうです。どこまでが赦されることでどこまでが赦されないのか測る必要があるのではないだろうか。一方的に犯罪は犯罪と断罪するべきでしょうか。 ただし、盲目的に法に従うことには危険性もあるのです。 韓国人　セウォル号 韓国人もまた日本人に似て、律儀な性格をしています。ゆえに教えられたことを盲目的に遵守してしまう傾向にあるのです。それは彼らなりの正義からです。 それゆえ政府の政治的策略で日本を敵視するようにふっかけられるとそれを信じてしまうわけです。そのため彼らは一様に日本を攻撃するようになっています。 それは彼らがある意味真面目で、ある意味愚かだからです。 かつてセウォル号という遊覧船で修学旅行をしていた学生らが全員溺死してしまった事件がありました。 彼らは転覆した船内なら独自に逃げようとせず、艦内放送で「指示があるまで艦内で待機せよ」というものに従ってしまったのです。 律儀で真面目であったために起こった悲劇です。自分で状況を判断し、間違っているか正しいかを判断しなければならない、という例ではないでしょうか？ 政府など助けてくれません。当時の指導者パククネの指導の遅さ、無能さは彼らを殺してしまったのです。 法や政府を盲目的に遵守することの恐ろしさがここにあります。 物理の叡智ではなく、神の叡智を持たねばならない 本当の正義とは神の法を守ること 人間という存在は神に生かされている魂です。しかし人間たちはその事実を知りません。 まだ目を開いていない雛が親鳥から餌をもらっているのだが、親鳥を認識していない状態に似ています。 人間たちは自分で勝手に生きていると思っています。あるいは親が勝手に生んだのだと。 しかし実際は人間たち個々の魂が地上に来なければならないために、自ら出生して来たのです。彼らは〜あなたは出生の義務があったから地上に出生したのです。 しかし現代の多くの人間たち、とりわけ成功者らはそれを認識していません。盲目の雛と同じです。自分の力で人生を切り開き、成功したと思っているのです。 しかし彼らは親鳥が餌を与えてくれたから成功したのです。霊的なパワーを授けられたから成功したのです。 人間は努力しなければならない。彼らは努力したから成功を勝ち得たのであるが、同時に霊的なパワーなくしては何物も成し得ることは不可能なのです。 そして彼らは自分たちを過信し、自分だけの力で生きていると勘違いし、神を除外する。そしてこの世界は物理のみで成り立っていると思い込んでいるのです。 古代イスラエル このようなことはいにしえから続いていることです。古代イスラエルにも同国人に警告する預言者が同国人に述べていました。 エレミヤ　エゼキエル　イザヤ 彼らはエゴイストで物質主義の成功者らに対し、人間が作った法に従うことが正義ではなく、神の法に従うことが正義であることを述べ続けていたのです。 当時のイスラエルは崩壊寸前でしたが、そして結果どうなったのか？　彼らは預言者の言葉を蔑ろにして滅んでしまったのです。 現代人たちはこの預言者（私）の言葉を軽視せずに、滅んではなりません。 性　人間たちはセックスは自由だと言うが、人間は一生の内で一人のパートナーとのみ性行が許される。 盗み　汝盗んではならないというが、失業ゆえの貧困は社会に責任がある。 怒り　怒りは自分自身を困難に陥れることになる。しかし社会の悪に対し、怒らないのは正義ではない。事なかれ主義は正義ではないということだ。 その他違法行為　神の目から見て正しいか間違っているかの見解が求められる。何でも許せば良いのではもちろんないが、状況に応じて酌量も必要ということ。 自分が当事者だったらどうだろうという視点が必要です。 中国では麻薬密輸は死刑だが、それは政府の横暴です。 人間は法を神の法に近づけねばならないのです。 姓名判断・カウンセリング BACK Copyright (c) 2006 Yasushi All Rights Reserved counter from2021/6/1