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人生で最も大切なことは人格を形成すること
  
(一人の人は細胞である)


人の魂は細胞の集合体

人とは何か、それは魂なのです。
その魂とは神という存在が創造したもので、意識、個性、行動力、念などを持つものです。
もちろんそれは知っているでしょう、あなたも魂の一人なのだから。しかし多くの者が知らないのです、自分が魂であることを。そして神に創造されたことを。

さらに言うなら、神という存在を人間たち=魂は知らないのです。
人は口では「神」という言葉を言います。しかしそれが本当は何であるかを彼らは知らないのです。

知ろうともしない。説明を聞こうともしない。そして誤った情報を教えようとする人々もいるわけです。
それと知らず誤った情報を教えるものがいて、人を騙すために神という言葉を使用する者らもいるのです。
しかし実際の所、神は存在し、魂とはその創造物なのです。

魂は意識の総体

人間という存在は肉体があって意識がある。あなたがそれではないか。しかし肉体と意識だけが全てだろうか。
氷山はその小さな一角を海上に現しているが、実際はとてつもなく大きなものなのです。それと同じように人間は地球というものすら、完全には把握していないではありませんか。それと同じように人間は自分自身を完全には把握していないのです。

人間というのは意識を持っているが、それは層になっているのです。ただ単に自我があるのではないのです。霊能力者や瞑想経験者なら分かるかもしれないが。
しかし霊能力者でも瞑想経験者でも、本当はそれがどうなっているのかを知らないのが実情です。彼らはぼんやりとしか把握していないのです。

あなたは現在生きています。そして自我を持っています。しかし死後、その自我は消えて、 そして転生すると、また新たな意識を持つことになるのです。
では過去の(つまり現在の)あなたの自我はどこに行ってしまうのか、消えるのか?
そうではありません。それは仕舞いこまれるのです。ということは、あなたの人生の前の人生の意識も完全に消えたのではなく、仕舞い込まれているということなのです。

ということは、3つ前の自我も仕舞い込まれているということで、100転生したら100の自我が仕舞い込まれているという単純計算になるのです。
(ただ、自我=人格は一旦引っ込んでも、また駆り出され、使い回されることがあるので、単純計算はできないが)

集合体

そう考えると、人間の意識というのは過去生の自分の積み重ねということが出来るわけです。
そのような集合体が自分自身なのです。
ただ、人間というのは1つの人生に1つの人格しか表すことが出来ません。ゆえに自分を肉体と自我であるとしか認識できないのです。

なぜできないのかというと理由は2つあります。
1つには、過去の意識を呼び覚ますことは霊力を開くこととなり、未熟な人類にはそれが許されていないから。

2つには、人間は過去にあまりにも酷いことをして来たので、その記憶の重圧に通常の意識は絶えられないから。

もう1つ言うには、そのような状態(霊力を持てない状態)に置かれること自体が罰であり、罰を受けることによって人は魂の償いをしていることになるからなのです。
そしてその償いは魂の上昇に必須のものだからなのです。

これゆえに人間は1つの人生に1つの意識しか持てず、自分は肉体という物質に過ぎないと思い込むようになっているのです。


人間の肉体は1つ1つの細胞が整っていなければならない

人間は健康であるべきです。肉体的にも精神的にも。
誰しも病気であって良いわけはないのです。
では健康になるにはどうしたら良いかというと、それは人体の細胞を全て整えることにあるのです。
人体の細胞が全て正常ならば、人間は病気にならないのですから。

ではなぜ人は病気になるのかというと、その人自身の過去生の行いのためです。過去生で罪なことをするとそれが人生に病気という形で現れるのです。
しかし、なぜ罪が病気になるのだろう。それは行なったことの罰に他ならないが、もう1つの目的は、その人を改心させることにあるのです。
つまり、罪を犯した際の人間の人格は少なからず邪悪なものとなっているはずなのです。その邪悪な意識を改変させるために、内なる神が試練を与えているのです。

ではもし、人が過去の転生でいくつも罪を犯していたらどうだろう。つまり、転生の度に悪い人格を現していたら? そうするとその人は人生に多くの試練を受けることとなるのです。
それだけではない。もし改められなければ幾度でも延々と転生を続けることとなるのです。
それはいわば上記のように肉体の細胞をあたかも整えるかのように、自分自身の過去生の乱暴な資質を改めるためなのです。


連綿と続く転生 1つ1つの人生で違った人格を表す 
しかしやり直しの必要な人格は幾度でも転生する

オセロゲームの盤面が全て白だったとします。その中に1つでも黒があると目立ちます。とても違和感があるものとなるのです。
ある人間がいるとします。その人の足が不自由でびっこを引いていると一個の肉体としては完全なものではありません。そのように一つの魂の中に異質な人格があると魂は完全なものではなくなるのです。

するとどうなるのかというと、魂はその異質物を取り除くための措置を取らねばならなくなるのです。言い換えるなら、内に悪い人格があるとそれを改善させるために転生を余儀なくされるということなのです。

完全になるとは

人間は完全なものではありません。しかしできるだけ完全に近づけることはできるのです。
しかしそもそも完全とは何かというと、これも私が再三唱えていることです。

善良な人間となることです。
暴力、殺人を犯さない。人を傷つけることをしない。姦淫を犯さない。誠実で謙虚であること。権力や金を貪らない。慈悲慈愛を持つこと。差別をせず平坦に人を見ること。
このようなことです。

もちろん、このようなことを目指していても「完璧」というわけには行かないことでしょう。しかし努力は必要です。
見てみるが良い、世界を。世界には生まれ持って大人しい人がいます。畜無害な人がいます。教えられたのではないのに思いやりのある人がいます。
そのような人はその人格が優れているのです。そのようにならねばいけないのです。

あるいはそのようになるために、そのようでない人たちは幾度も転生をしなければならないかもしれません。そうすれば、あるいは努力したその人生で合格をもらえるかもしれないのです。

一方で、そのようでない人々も大勢います。それどころか良くなろうと努力もせずに、自分が悪いとも思ってすらいない人々も大勢いるではありませんか。暴虐をさらに暴走させる人々もいる。彼らには転生の出口が果たしてあるのだろうか? 
そして人生の苦しみを想像していただきたいが、そのような苦しみ、悲しみを延々と繰り返したいだろうか?


1つの人生はとても大切な機会

もし以上のことを知ったのなら、それはとても大きな機会だ。なぜなら多くの地球人がそれを知らずに転生しているからです。そして彼らは1つの人生を無駄にしているからです。

しかしこの知恵=教えを知ったのであれば、有効に用いなければそれを無駄にすることになります。知恵=教えは簡単にもたらされるものではないからです。

まず、教えそのものが容易には来ないということ。私が教えているような知恵は容易には人類にもたらされるものではないのです。
使いはたまに地球の歴史に登場します。ノストラダムスや坂本竜馬のように。しかし多くの場合、使いたちは決定打を放たない。
もし2000年ぶりに叡智がもたらされたらどうだろう? それを聞く方が得策ではないか?

人を見下し尊重できないことが最も低いこと

この世の最も醜いことは他者を見下すことです。
自分より劣る人、学校の成績、社会での地位、財産、容姿、身体能力、名声、そのようなもので差別し、優位にある人々を持ち上げることも、差別です。

有名人を好きなことは良い、しかし神格化し崇めることは、その他の人々を蔑むことに繋がるのです。
しかしこの世には何と、弱者、社会的に劣る者を蔑視する人々が多いことか。金持ちを優遇する人が多いことか。
これらは皆、そのような人々の人格が未熟であることを示しているのです。オセロの白い盤面にある黒であり、人体の細胞の中の病気です。

であるから人類は、病気を治し、白い服についたシミを落さねばならないのです。
そのためには人間=あなたの意識が、上記のことを学び、実生活で良い人柄を表すことです。
時には後退するかも知れない、しかしそれ以上に前進し、総合的には合格点を貰って欲しいのです。






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