HOME カナの婚礼　その意味 （現代にもたらされる叡智）　 カナの婚礼 カナの婚礼とは新約聖書の中で描かれる情景です。 カナという地で、イエスやマリアの親戚が婚礼をするというので、マリアは当時の慣わしに従い、身内として婚礼の準備を手伝い、イエスは親族として出席したわけです。 ちなみに、その親戚とはゼベダイの息子であり、後にイエスの弟子となるヤコブとヨハネの兄です。 また、ここではイエスの弟子6人が登場しますが、それは婚礼前にイエスの元に集まって来た、ナタナエルやアンデレ、ペテロ、ヤコブとヨハネ、フィリッポスであったと思われます。 「ヨハネ福音書」の第2章 第2章（口語訳） 2:1三日目にガリラヤのカナに婚礼があって、イエスの母がそこにいた。 2:2イエスも弟子たちも、その婚礼に招かれた。 2:3ぶどう酒がなくなったので、母はイエスに言った、「ぶどう酒がなくなってしまいました」。 2:4イエスは母に言われた、「婦人よ、あなたは、わたしと、なんの係わりがありますか。わたしの時は、まだきていません」。 2:5母は僕たちに言った、「このかたが、あなたがたに言いつけることは、なんでもして下さい」。 2:6そこには、ユダヤ人のきよめのならわしに従って、それぞれ四、五斗もはいる石の水がめが、六つ置いてあった。 2:7イエスは彼らに「かめに水をいっぱい入れなさい」と言われたので、彼らは口のところまでいっぱいに入れた。 2:8そこで彼らに言われた、「さあ、くんで、料理がしらのところに持って行きなさい」。すると、彼らは持って行った。 2:9料理がしらは、ぶどう酒になった水をなめてみたが、それがどこからきたのか知らなかったので、（水をくんだ僕たちは知っていた）花婿を呼んで 2:10言った、 「どんな人でも、初めによいぶどう酒を出して、酔いがまわったころにわるいのを出すものだ。それだのに、あなたはよいぶどう酒を今までとっておかれました」。 一般的学者の間で謎 この節は、イエスが奇跡を起こしたということで有名だが、しかし、イエスとマリアのやり取りが不可解です。 そもそも母、マリアが婚礼でワインがなくなったことをイエスに訴えるのか。彼がワイン係りではなかったことを彼女は知っていたはずです。 そしてイエスの受け答えも謎です。「私の時はまだ来ていない」。 これには様々な解釈があり、一般的にこう言われているそうです。 ・イエスはまだ自分が奇跡を起こす時期には来ていないと、言っている。 ・時〜天に上げられる時が来ていないということ。 しかしもっと他に、違った解釈はないか。そもそも聖書とは比喩に満ちた書物であり、啓示に満ちているのです。 そこでこのやり取りの中に何か他の意味あいがないか、探ってみることにします。 その意味　私の解釈 「母マリアが葡萄酒がなくなったと言う」 これは ‘水瓶座時代になって葡萄酒＝人類のあがないがなくなった’ということなのです。 つまり、水瓶座の時代、近代は人類の魂があがないをしなくなる時代だということです。 言い換えるなら、暴虐者が暴走する時代。 葡萄酒は絞る時、血のような果汁を流します。 このことから、いにしえの預言者たち（例えば列王の時代のイザヤやエレミヤ、その他の預言者たち）は、しばしば葡萄を絞ることを、人間があがないすることに喩えているのです。 そのようなわけで、私はいつも旧約聖書の裏読みをして来たので、「葡萄酒」というキーワードが出来た時に、すぐにそれを思い浮かべたわけです。 するとイエスが言う。 「それがあなたと、私に、何だというのでしょう。婦人よ、私の時は、まだ来ていません」 紀元当時はうお座の時代であり、水瓶座の時代になるのは２０００年後です。 「時が来ていない」というのは、まだその時ではない、という意味であり、すなわち、彼はまだ水瓶座の時代になっていない、と言っているのです。 またこれは、イエスは水瓶座の時代には地球に来たくなかったということなのでしょう。 それでも「イエスは6人の弟子に水を汲んでくるように命じ」ます。 ここで「水瓶」が登場します。水瓶座を彷彿とさせるではありませんか。 上記でなぜ「水瓶座の時代」と特定したかというと、その葡萄酒が水瓶に入れられるからです。 「水瓶」は‘潜在意識’を象徴。 これは‘地上に転生している愛の人、超意識の発達した人〜おそらく使徒たちの来世、が人類の潜在意識に働きかけるものを作っておく’ という意味なのです。 それは具体的に何かというと「神話」のことです。 神話は人間の潜在意識に働きかけるもので、意識的には意味を見出すことは出来ません。 これをイエスがやってのけるわけです。それが、水が葡萄酒に変わるということの意味なのです。 （水瓶座の時代にはその使いがその仕事をするだろう） そして「会席者は喜び、弟子たちが信じる」 つまり、水瓶座時代の人類に喜びがもたらされ（人類の潜在意識が喜ぶということ）、神への信仰がある、ということなのです。 以上のようなことをこの「カナの婚礼」は暗示している、というのが私の意見です。 現代は人間たちがあがないをしない時代、しかしそれも変わるだろう 現代の人間たちの多くは、意識レベルで、神を信じず、転生を信じず、宇宙人を信じず、宇宙の大きさを知らず、カルマの法を知らず、 そして自分勝手な生き方をし、自己優位、自己中心的な生き方をし、金、地位、ステータスを勝ち得たものが成功者だと思い、それを目指して皆、必死になっています。 社会もそれに迎合し、マスコミは勝ったスポーツ選手を優遇し、スターたちを持ち上げ、俗というものは子供らに高学歴を奨励し、社会は高学歴を称賛します。 そして過去生で殺人を犯した魂は、本来ならその償いとして辛い底辺の生き方をしなければならないはずなのに、 彼らは高い霊力を持って転生して来ているため、勘違いし、 また俗世間に触発され、皆、自己顕示欲の怪物に成り下がっています。 （社会で台頭し、地位、権力を持ったり、スターになっている人々のことだ） 彼らは、自分自身のカルマのあがない（＝比喩的には血を流すこと）をしていない状態なのです。 しかし、人間が地上に生まれて来る理由は自分自身の魂をあがない、磨き、再び天界に上昇するためです。（太陽系内を転生することでも、単に霊界に上ることでもない） そして、その人が過去生の罪が、あがなわれていないに関わらず、むしろ暴虐者となってしまったら、全くのところその魂は逆行していることになるのです。 現代の人類は、それを意識レベルで知り、また霊レベルでも知らねばならないのです。 霊意識レベルで知ることが、その人の肉体意識を司るからです。 ･･･そして、やがて実際にそのような時代になることでしょう。 姓名判断・カウンセリング BACK Copyright (c) 2006 Yasushi All Rights Reserved counter from2018/7/7